■シーシー大統領、教育カリキュラムからコーランの聖句を削除することを要請...　宗教言説を更新するために

【ハアレツ紙からの転載】

シーシー大統領は（宗教的に）敬虔な人物であるが、過激思想、特に（同氏の見解によれば）ムスリム同胞団が体現する過激思想を相手取る場合は、妥協の意図をもたない。さらに同大統領は必要に応じて、アズハルの長やその諸機関を攻撃することも辞さない。彼らが同大統領による教育改革通告に迎合しないからである。

今月、国会の国家防衛・安全保障委員会で、この新しい教育方針について特別な議論が行われた。リダー・ヒジャーズィー教育副大臣は、来年から、宗教のリベラルな面を提示する新しい教科書を教育カリキュラムに導入するつもりであると説明した。また同氏は、諸宗教間で共通している点を強調しつつ、寛容を促した。この議論は、本来教育カリキュラムについての議論がなされるべき（議会内の）教育委員会ではなく、国家防衛・安全保障委員会で行われたという事実、あるいは通告の内容自体に関連し、国民からの批判を招いた。

「ここでの目的は、教科書から宗教的な内容を一掃することである」として、教育委員会の元メンバーであるマフムード・アティーヤ博士は大統領を非難した。そして、「教育コンテンツとコーランの言語の関係は、一つの一体を織りなすものなのだ」と付け加えた。つまり、アラビア語を学ぶ者は誰でも、コーランの聖句から自身を切り離すことはできないのである。

（3）に進む

（1）に戻る

Tweet

この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:アルバクリ シァイマ ）
（ 記事ID:50761 )