ヨルダン:「会食」による閣僚の追放(4)
2021年02月28日付 al-Quds al-Arabi 紙
■「会食」による閣僚の追放後、再組閣に向けた内閣解体へ
【アンマン:本紙】
主催者は著名な請負業者のディラール・サラーイラ氏だ。友人らに敬意を表して開催した晩さん会の最中、政府の捜査委員会がレストランに突入してきた際のことについて、同氏は重要な指摘を行っている。これは同氏自身が公表した通りで、また複数のメディア上でも報じられている。
サラーイラ氏の主張は明確だ。それは、両大臣に向けられた見えない悪意が存在したということである。偶然では、政府の著名な閣僚らがいるレストランに捜査委員会が入ってきたことの説明がつかない。
もちろん、本紙はサラーイラ氏から、同様の捜査委員会に関する指摘以外の話も聞いた。サラーイラ氏が語った事件の詳細について要約すると、夕食会にはフサイン・サウーブ前運輸相や上級医師数名も参加していた。ここではソーシャル・ディスタンスの全要件や法的な諸条件が遵守されており、レストラン内で客席6席のみの設置を義務づけた感染防止措置に対する実質的な違反はなかったという。一方で、参加客の数は9人だった。
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( 翻訳者:中鉢夏輝 )
( 記事ID:50769 )