ヨルダン:「会食」による閣僚の追放(5)
2021年02月28日付 al-Quds al-Arabi 紙


■「会食」による閣僚の追放後、再組閣に向けた内閣解体へ

【アンマン:本紙】

説明・・・そして「罠」

この説明はいずれにせよ、法的に許された人数以上の人が集まる場に出席することに対する両大臣の口実とはならない。両大臣は「罠」にかかったのだろうか。多くの人が疑問に思っている。特に、友人からの招待を受けた両大臣との夕食の瞬間に、捜査委員会がレストランに突入したことの偶然性についての情報が信じられるかどうかについて疑問が残る。

また本紙が報じるように、招待客らがテーブルを1脚ではなく3脚も使用し、ソーシャル・ディスタンスを取っていたなかで、(サラーイラ氏が言うように)実際には違反を犯していなかった両大臣に対する措置に対して疑問と異議がある。

この出来事はあっという間に展開した。マルワーン・ファーウーリー政治ウォッチャー兼アナリストは、この出来事は影響力を持つだろうと評価しており、また内閣改造それ自体の件も含む、その他の諸問題の再検討に向けた経路を開くだろうと考えている。ファーウーリー氏の見解によると、今回の事件は、ハサーウナ政権における現在の内閣構造が「分解した」ということを伝えている、あるいは伝えているであろう言外の一撃であった。またハサーウナ首相は既に、クライシャーン副首相を内務大臣代理に、アフマド・ズィヤーダート法務大臣を司法大臣代理に任命している。

(後略)

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( 翻訳者:中鉢夏輝 )
( 記事ID:50777 )