シリア:「軍事評議会」の高官がスペイン紙の報道内容を否定(3)
2021年04月05日付 al-Quds al-Arabi 紙
■「軍事評議会」の将校が本紙に対し、国際的決定から乖離した政治的・軍事的ビジョンを創出する情勢の存在を否定
【ダマスカス:本紙】
アフマド氏は「私は、軍事評議会による計画の支柱が政治的解決策、国際的決定、軍事機関の専門性および愛国心であることを強調する。シリア体制、具体的には国際的に犯罪者として分類されている者々に関しては、この解決手段における考慮の外側にある」と述べた。
同氏は以下のように付け加えた。「対話は、軍事機関で活動する将校たちとともに行われているが、彼らの政治的および軍事的司令部は彼らに対し、人殺しの道具を用いて人々を従属させるよう課した。これは彼らの国家的義務からの離脱あるいは逸脱へとつながり、人々とその尊厳を守るための軍隊である代わりに、人々に対して敵対的な軍隊であるという彼らの特性を反映するものであった」。
「この対話は、すべての人々を安堵させ、体制による残虐な政策によって分断され、『他分子は自分の殺戮を望んでいる』と思いこまされたすべての社会構成要素を安心させる許容可能な形態を見つけだすことを目的として実施されている。対話は同様にシリア北部の軍事諸組織とも行われており、軍機関、治安機関、警察機関の再建を基礎とする解決形態の検討がなされている。これは、ワークショップや職業訓練の主催、あるいは目下我々が歩んでいる平和的基盤を構築するための個人的な会談を通じて、我々が活動している国際的基準にのっとったものである」。
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( 翻訳者:木戸 皓平 )
( 記事ID:50884 )