シリア:シリアの迎撃ミサイルがイスラエル領内の原子力研究施設付近に着弾(2)
2021年04月22日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イスラエル:シリアの迎撃ミサイルがディモナ市原子力研究施設近くに着弾、イスラエルが応酬する

【本紙:テルアビブ】

同氏は加えて、シリアの流れ弾はSA-5型であり、イスラエル軍の複数の戦闘機に向け発射された多数のミサイルのうちの1つであったと述べた。また、同ミサイルはディモナ原子炉へは到達せず、同施設からおよそ30kmの場所に着弾したという。

当時ディモナ市の北方およそ90kmの場所にいたロイター通信の特派員は、着弾地区に「攻撃警報のサイレンが鳴った」というイスラエル軍のツイートが投稿される数分前に、爆発音を聞いた。

イスラエルの複数の報道機関は数週間前から、ディモナ原子炉および紅海を臨むエイラート港付近の防空が強化されていることを指摘している。これは遠距離ミサイルや、イランが支援する勢力による無人航空機によって起こりうる攻撃に備えたもので、それらはイエメンに至る長距離から到達しうる。

イラン政府の核計画や、昨今の妨害攻撃の増加により、イスラエル・イラン間の緊張状態が高まっており、それらの責任をめぐって両者の間で非難の応酬が行われている。

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( 翻訳者:吉岡珠実 )
( 記事ID:50908 )