クルド:ラッカ県でSDF戦闘員が死傷、米軍の上級軍曹は命令違反の容疑で起訴へ(4)
2021年05月02日付 al-Watan 紙
■「シリア民主軍」の複数兵士およびハサカ県郊外のトルコ占領兵士一名がラッカで死傷
【ダマスカス:本紙】
一方、シリア国内で占領軍に所属していた米軍兵士が米司法当局によって起訴されている。その背景には、昨年8月、米占領軍とシリア・アラブ陸軍の兵士たちとの間で発生した衝突がある。その際、米国の偵察部隊がカーミシュリー市西部のタッル・ザハブ地区でシリア・アラブ軍の検問部隊と交戦した。
軍事を専門とする米国のウェブサイト「アーミー・タイムズ」によると、反体制派の複数ウェブサイトは、「ブラックホース」部隊のロバート・ニコソン一等軍曹が、命令違反、危険な行為、通信による脅迫を行ったことに関する容疑、そして司法妨害に関する別の容疑について起訴されていると報じた。しかし、同サイトは公判の日付を限定しなかった。
ニコソン氏の弁護士であるフィリップ・スタックハウス氏は、容疑者が占領軍を不適切な場所に配置し、戦いが始まる前に検問所でシリア政府に忠誠な軍に対し脅迫を行ったために起訴されたことを指摘した。また同容疑者は、残りの兵士にGoProヘッドカメラが捉えた事件の映像を消去するよう指示を出したことから、司法妨害の罪にも問われているという。
(後略)
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( 翻訳者:萩原優太 )
( 記事ID:51012 )