ヨルダン:アサド政権に向けた「現実主義的」政策(5)
2022年01月22日付 その他 - al-Souria.net 紙


■アサド政権に向けられたヨルダンの「現実主義的」政策のなかで

【スーリーヤ・ネット:ガーズィー・ダフマーン】

しかしここで明らかなことは、彼らがこうしたスローガンを掲げるのは、彼らが「それがより大きな問題に覆われることがないかぎり、世論がアサド政権との正常化を押しつぶしてしまうのは難しい」ことを認識しているから、ということである。

サファディー外相が、ヨルダンが目下試行していると宣言した内容が「危機の終結をもたらす真摯な政治プロセスの存在を確実にすること」であったことに注意を向けるべきである。

もしヨルダンが、「ロシアとアサド政権が政治プロセスに対する妨害者である」と確信しているのであればと、それは同国にアサド政権との正常化を中断するよう促すのであろうか。あるいは、そうした選択は政治的リアリズムの論理に反しているのだろうか。そうであるとすれば、ヨルダンとアラブ諸国が、シリアにおける政治プロセスの結果に行使しうる影響力の上限はどこにあるのだろうか。それは政治的ダイナミクスを変更し、現行の経路を修正することが可能なのだろうか。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52294 )