シリア:シリア民主評議会のアフマド共同議長が政府支配地域の現状を批判(3)
2019年04月04日付 その他 紙
■イルハーム・アフマドシリア民主評議会執行委員会共同議長「我々の地域は約束された天国で、政府の地域はどす黒い地獄である」
【スナック・シリアン・ドットコム】
アフマド氏が述べた「人々の権利を承認する」方法とは、18歳以上の人々を拘束し、シリア民主軍の隊列のなかで彼らに強制的に兵役を課すことである。また彼らの民主的な様相のなかには、「アサーイシュ」によって民主統一党に反対する諸党の幹部らを逮捕し、彼らの自宅を押収するといった行動も挙げられる。
自治局はこのようにして、自身が管理する諸地域の全ての住民に「包括的」プロジェクトを適用している。そして自身の政策を拒否する人々には、抑圧の一部分を等しく分配するのである。これこそが自治局が発明した新たな権利、「市民が逮捕される権利」なのである!
汚職と透明性について述べるならば、アフマド氏は原油収入に関わる問題についてなんら言及しなかった。シリア民主軍はシリア東部にあるほとんどの油田を掌握しており、そこから得られる収入は国家全体にとって十分な額となっているはずである。それにもかかわらず、破壊と崩壊の状態にあるラッカのような街では、国民の権利を認める包括的プロジェクト」を有しているはずの自治局が、その復興や住民の生活環境の改善に向けたステップを踏むことをせず、そこに住む人々は相変わらず無視と疎外化にさらされているのである。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52489 )