シリア:シャーム解放機構の将来にかかわる問題と解体の可能性(2)
2020年02月17日付 その他 - al-Souria.net 紙
■シャーム解放機構…将来にかかわる問題と解体の可能性
【サーシャ・アルウ:スーリーヤ・ネット】
シャーム解放機構は、見ている限り、特に国際レベル・地域レベルにおける拒否やテロ組織指定に直面しながら、非常に限られた選択肢を有しているようである。一つは最後まで衝突を続けるという選択肢、そして終わりに近づいた場合に組織としては分裂し、強化や地域への圧倒という概念からほど遠い、異なる新たな戦略に向けて軍事行動を散発的に実施する一組織へと移行することである。もう一つは、シャーム解放機構の解体を筆頭とする組織の戦略的決定を通じて、先述の選択肢を回避する方向である。しかしこの場合の選択肢は、同組織の構造に形状的あるいは戦略的に変更が加えられるということであり、それが壊滅させられるということを意味するわけではない。
そして私個人の見解では、シャーム解放機構はこの選択の形式、真剣味、タイミングを確定させることはできないにしても、実際に、この「手続き上の解体」という選択肢に向けてのステップをとる可能性がある。この見解は同機構のもつ性質、内心、アプローチに加え、現行の政治的・軍事的情勢のなかでのその機能的役割に関連する複数のデータに基づいている。そして、それらのなかでも顕著なものは以下のように分類することができる。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52525 )