シリア:シャーム解放機構の将来にかかわる問題と解体の可能性(4)
2020年02月17日付 その他 - al-Souria.net 紙


■シャーム解放機構…将来にかかわる問題と解体の可能性

【サーシャ・アルウ:スーリーヤ・ネット】

地方行政に浸透し、救済政府の設立に貢献し、地方議会や解放された地域の大部分を支配しようと試みたり、あるいは通行所や主要道路網を掌握することを通じた経済レベルで、あるいは諸派閥を殲滅して吸収し、それらに対する支配や影響力を拡大する戦略を通じた軍事・安全保障のレベルによって、であるかにかかわらず、である。

同組織は同様に、複数の地域大国によって信頼に足るパートナーとして指名されるよう仕向けるメンタリティーを有した。それはたとえ敵に対しても、同組織と取引を行うよう促すほどであった。たとえばイランやヒズブッラー、その他の国際的当事者など、同組織はそれらの当事者ともっとも多くの取引を行った組織でもあった。

これらと同様に、シャーム解放機構は、仮にあるオプションがもっとも害が少なく、あるいは2つの悪い選択のうちそれがより「まし」である判断したのであれば、自身を解体することもいとわないメンタリティーを有しているというべきであろう。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52527 )