シリア:シャーム解放機構の将来にかかわる問題と解体の可能性(6)
2020年02月17日付 その他 - al-Souria.net 紙
■シャーム解放機構…将来にかかわる問題と解体の可能性
【サーシャ・アルウ:スーリーヤ・ネット】
3. 正統性が失われることはない
シャーム解放機構が率いる同盟に関していえば、その機能的役割が終了したわけではなく、ここ最近さらに多くの当事者が同組織を激しく必要としているように思われる。特にイドリブが各前線の紛糾を解決するための戦場となり、ローカルの当事者らに依存する地域的・国際的な紛争のためのシーンと化したためである。またこのような説明は、現場に対する影響力を持つローカル・アクターとしてのシャーム解放機構の存在あるいは存続(しかし、それは新たな形態による)に部分的にかかわっている可能性がある。したがって、同組織が解体して新たな組織の形態へと転換するというという決定は、次なる段階における情勢に調和した新たな機能への前段階となる可能性がある。こうした見立てにより、シャーム解放機構がこのような選択に逸れ、それを推進し、それを奨励するか、あるいはそれに向けて圧力をかける可能性はますます高くなってくる。さらに解決策や新たな組織形態がもたらす同組織の利益は、その他の当事者の利益とも重なりうるからである。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52529 )