シリア:シャーム解放機構の将来にかかわる問題と解体の可能性(8)
2020年02月17日付 その他 - al-Souria.net 紙
■シャーム解放機構…将来にかかわる問題と解体の可能性
【サーシャ・アルウ:スーリーヤ・ネット】
これと同様のことは、特に国連プロジェクトの衰退とともにジハード主義の中心がアフガニスタンから東アラブへと移行したうえ、「イスラーム国」が出現しそれがカリフ制の樹立を宣言し、最大多数の移民を誘致することによって「アル=カーイダ」の下からジハードのじゅうたんを引きはがしたのち、「アル=カーイダ」が有するイエメンやその他の場所における支部でも繰り返された。
したがってそこに枠組みはすでに存在し、あらゆる潜在的変革に対する準備ができているといってもよい。それどころか同組織の形態変化という事例はサラフィー・ジハードの分野に限定されず、アラブ地域におけるほとんどのグローバル・イデオロギーに関連するローカリゼーションへの傾倒という、より大規模な戦略の組み込まれるものであるといえよう。先に述べた全てのことを理由として、この解決策の形態、あるいはそれがどのようなものになるか、あるいはそのタイミングを確定することはできないものの、シャーム解放機構が自身を解体する可能性を除外することはできないだろう。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52531 )