シリア:UNHCRヨルダン事務所代表はシリア難民が近々帰国することが困難であるとの見解を示す(2)
2022年01月13日付 その他 - al-Souria.net 紙


■UNHCRヨルダン事務所代表「シリア難民が直近のなかで帰国することは困難」

【スーリーヤ・ネット】

同レポートによると、彼らの一部は「シリア政府やそれに従う民兵集団から、拷問、超法規的殺人、強制失踪に代表される重大な人権侵害・迫害」を受けることとなった。

一方アムネスティ・インターナショナルは昨年9月に発表したレポートのなかで、シリアに帰国したのち、同国治安組織によって逮捕、拷問、強姦を受けた難民66人の存在を指摘した。彼らのなかには13人の児童が含まれていただけでなく、依然として行方不明の人も17人おり、5人は拷問によって殺害された。

当該の事例における被害者は、ドイツ、フランス、トルコ、ヨルダン、アラブ首長国連邦、レバノンといった国々から帰国した難民たちである。シリア政権の治安組織は、彼らに反逆罪と「テロ支援」の嫌疑をかけた。

帰国した難民たちはシリアの諜報員ら(ムハーバラート)のターゲットとなり、単にシリアを去ることを決めたという理由によって逮捕されたうえ、「アサド政権に反対しており、それに忠実でない」と非難を受けることとなった。

国連が難民危機の解決に向けて模索した解決策の重要な部分を占めた「第三国再定住」プログラムが成功したにもかかわらず、バーチ氏によると、第三国への再定住に成功した難民の数はUNHCRの展望からはいまだ程遠いという。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52622 )