シリア:「ヌスラ戦線」がイドリブ県内の燃料価格を米ドルで設定(5)
2021年12月13日付 al-Watan 紙


■「ヌスラ戦線」がイドリブ県内の燃料価格を米ドルで設定…トルコ・リラの過去に例をみないレート崩壊によって人々がさらされている苦難

【ダマスカス:本紙】

彼女は苦しい表情を浮かべながら次のように述べた。「私が夢見ているのは、子供たちが空腹で眠ってしまうことを避けるために、彼らを養うための1日当たり50リラを確保することである」。

さらに複数の反体制系ウェブサイトが報じたところによると、トルコ・リラの過去に例をみないレート崩壊によって、シリア北部でテロ組織の支配下に置かれている諸地域に暮らす人々がさらされている苦しみの一つとして、イドリブ県で燃料の輸出入を独占しているヌスラ戦線傘下の「ワタド社」は昨日、同地域内での石油派生品の価格を米ドルで設定することを決定した。

同社は発表のなかで、石油派生品の新価格を次のように設定した。「輸入ガソリン(リットルあたり860セント)、輸入ディーゼル燃料(リットルあたり812セント)、ハイオク・ディーゼル燃料(リットルあたり641セント)、精製済みディーゼル燃料(リットルあたり504セント)」。

さらに同社は発表のなかで、イドリブ県内のガスボンベ1本あたりの価格を12米ドル、あるいは現行のレートにしたがってトルコ・リラでの同等換算額と設定した。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:53182 )