シリア:シリア軍が有志連合によるダイル・ザウル市への空爆に対抗、各地ではテロリストらのせん滅作戦に従事(5)
2022年05月08日付 al-Watan 紙
■砂漠地域で多数のイスラーム国戦闘員を殺害…緊張緩和地帯では「ヌスラ戦線」を標的に…占領国トルコはハサカ県郊外への攻撃を行う…シリア・アラブ軍はダイル・ザウル市のハウィージャ・カーティアを標的にした米軍によるものと思われる空爆攻撃に対しミサイルで対抗
さらに同筋は、今回実施された軍の砲撃およびロシア軍の攻撃が、ヌスラ戦線とその同盟者らが「緊張緩和地帯」での停戦協定を破ったことに対する報復であったと伝えた。
一方シリア国営通信は、ハマー警察の司令筋の証言として次のように報じた。「イスラーム国に属するテロリストらが残した地雷が、サラミーヤ市北部郊外のアカシュ村で、付近に多くの住民が存在するなかで爆発した。その結果2人の男性と1人の女児がそれぞれ異なる程度の怪我を負い、その後サラミーヤ国立病院へと搬送された」。
東部砂漠地方については、ある現地筋がワタン紙に伝えたところによると、シリア・ロシア合同航空連隊がラッカ県とダイル・ザウル県の中間に位置する(砂漠)地域でイスラーム国が展開する複数の拠点を攻撃した。この攻撃は同砂漠深部にあるイスラーム国の要塞化された隠れ家を標的にしたものであったという。
さらに同筋によると、軍と後方部隊からなる合同部隊が、ダイル・ザウル県内の砂漠地域でテロリストの細胞との断続的な戦闘に従事し、その結果イスラーム国に属する多くの戦闘員を殺害したという。
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( 翻訳者:石川修伍 )
( 記事ID:53416 )