シリア:アサド大統領が避難民の帰還にかかわる問題についてヨルダン外相と会談(4)
2023年07月04日付 al-Watan 紙


■ヨルダンのサファディー外相「シリア危機の影響に段階的に対処することがもっとも現実的かつ有益な選択肢」…アサド大統領は「避難民の問題は、純粋に人道的ないしは道徳的な問題であり、いかなるかたちにおいても政治化されるべきではない」と強調

【ダマスカス:本紙】

一方サファディー外相は本紙への質問に答えて、次のように述べた。「我々がアラブ国家として望んでいることは、シリア危機の終結である。これは我々がジェッダ会議とアンマン会議が終わったのちに取り組み始めたことであり、我々はそこで実際にロードマップを設定した。このロードマップの実現や、過去に提示されてきた各問題への対処において進展が生じたのであれば、我々は我々が行きたいと考えるところにたどり着くことができるだろう。
しかし率直に言って、制裁を解除するためには、目下生じている進展の存在について、国際社会に納得させるような複数のステップを生むことが必要であろう」。

サファディー外相はさらに、本紙の質問への回答のなかで次のように述べた。「協議は人道面、安全保障面、政治面という3つの側面に関して行われた。人道的側面に関しては、避難民や行方不明者の帰還などに関連した多くの問題が存在する。安全保障面に関しては、シリア危機によって生じた、あるいはそれが生み出した状況によって生じた、地域の安全保障に対するあらゆる脅威への対処という問題がある。また政治的側面に関しては、シリアに安全と安寧を回復するための国民和解を実現する必要が生じている」。

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:55923 )