レバノン:UNIFIL任務延長案に起因する国連安保理の緊張(6)
2023年09月01日付 al-Quds al-Arabi 紙


◾️西側諸国がレバノンの主権を無視しようとするなかで、UNIFIL任務延長にかかわる安保理会合が緊迫化

【ニューヨーク(国連):本紙】

ロシアのワシリー・ネベンツィア国連大使は、同国の代表団が「交渉の最終段階において文言に挿入された、議論を呼ぶ一連の変更」を理由として投票を棄権したと述べた。また同国の不動の出発点は、レバノンの指導部がUNIFILと(レバノン)国軍の間の調整強化に関して明白なかたちでシグナルを送っていることなど、同国の見解を考慮に入れることであると強調し、投票におけるロシア代表団の立場はあくまでも、決議の草案を支持しなかったことに起因するものであり、代表団は国連レバノン暫定軍がブルーライン上の安定要因であることを支持していると加えた。

同大使は同様に、今日の決議が「レバノン情勢を複雑化しないこと」への希望を表明し、UNIFILに対しレバノン政府との活発な調整を継続するよう呼びかけた。

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( 翻訳者:齋藤公佑 )
( 記事ID:56308 )