レバノン:UNIFIL任務延長案に起因する国連安保理の緊張(9)
2023年09月01日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️西側諸国がレバノンの主権を無視しようとするなかで、UNIFIL任務延長にかかわる安保理会合が緊迫化
【ニューヨーク(国連):本紙】
この修正点は昨年の8月に初めて、UNIFILの任務延長に関する決議において、その活動内容に対して加えられたものである。
そしてこの決議はすべての当事者に対して、決議1701号の実施に向けた全面的な協力のほか、UNIFILが全ての任務領域において自由な移動を行い、ブルーライン上の全ての地点に障害なくアクセスできる権利を完全なかたちで尊重することを保証するよう求めた。
またこの決議は、UNIFILの人員によるアクセスや、行動の自由を制限しようとするあらゆる試み、さらにはUNIFILに対する全ての攻撃、妨害行為、威嚇、かく乱キャンペーンなどをもっとも厳しい言葉で批判した。同様にこの決議はレバノン政府に対し、「ブルーラインを横断するトンネルや違法な発砲場の検出に関連する地点を含む、UNIFILが迅速な調査を目的に要求した全ての地点に、暫定軍が決議1701号に適合するかたちで、レバノンの主権を尊重しつつ、即時かつ完全にアクセスすること」を容易化するよう求めた。またすべての当事者に対して、UNIFILとレバノンにいる国連職員の安全を尊重することにならび、この点に関して適切なすべての手段を講じることを要請した。
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( 翻訳者:齋藤公佑 )
( 記事ID:56311 )