レバノン:UNIFIL任務延長案に起因する国連安保理の緊張(10)
2023年09月01日付 al-Quds al-Arabi 紙


◾️西側諸国がレバノンの主権を無視しようとするなかで、UNIFIL任務延長にかかわる安保理会合が緊迫化

【ニューヨーク(国連):本紙】

これに加え、UNIFILとレバノン軍間の協力強化、レバノンが開始したUNIFILやその人員に対する全ての攻撃に関する調査を迅速に終了することをあらためて求めた。

そして決議2695号はすべての国家に対して、ニタリ川南部で、レバノン軍やUNIFILに属するものを除く戦闘員や武器が存在しない区域の設立に向けた、「完全な尊重・支援」を提供するようあらためて呼びかけた。さらに複数の武装集団が、1701決議に反して、レバノン政府の管轄しない武器を保持し続けていることを非難した。

この新たな決議は、すべてのメンバー国に対して、レバノンにおける唯一の合法的な軍事組織であるレバノン軍と同国の全ての治安機関に、日常的な兵站ニーズや整備、テロ対策、国境管理、海上能力などのより多くの国際支援を提供することを促した。

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( 翻訳者:齋藤公佑 )
( 記事ID:56312 )