レバノン:UNIFIL任務延長案に起因する国連安保理の緊張(11)
2023年09月01日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️西側諸国がレバノンの主権を無視しようとするなかで、UNIFIL任務延長にかかわる安保理会合が緊迫化
【ニューヨーク(国連):本紙】
同決議は加えてブルーラインへのいかなる侵犯を非難し、全ての当事者に対し、国際法に基づく各国のコミットメントを尊重すること、そしてあらたな違反行為を防止するために敵対的行為を停止すること、この点に関する国連とUNIFILへの完全な協力を求めた。
同様にイスラエル軍に対しても、国連レバノン暫定軍との調整のもとで、ガジャル村北部およびブルーラインに隣接する同ライン北方の区域から、これ以上の遅延を避けるかたちで自国軍を即時撤退することを要求した。
またこの決議は「公式、非公式のパトロールの実施への許可など、暫定軍の行動の自由を保証する」よう呼びかけている。一方当時この修正案はヒズブッラーの怒りを招き、同党はこれに対する反対の姿勢を表明した。彼らはこの件に関して沈黙していたレバノンの外務大臣を攻撃し、現在も引き続き同大臣への激しい反発の姿勢を示している。
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( 翻訳者:齋藤公佑 )
( 記事ID:56313 )