パレスチナ:イスラエルの侵略が継続、米国はガザ地区占領をめぐってイスラエルと異なった立場をとる(3)
2023年11月07日付 al-Quds al-Arabi 紙


■侵略開始以来1,000件以上の虐殺…イスラエル政府は戦闘の困難を認める

【ガザ:本紙】

イスラエル軍の南部地域司令官であるヤロン・フィンケルマン氏は、抵抗勢力との戦いが困難を認めており、軍はガザ地区のハマース運動に対して「複雑で困難であり、代償の多い戦争」を戦っていることを認めた。しかし同国のネタニヤフ首相は、テレビで放送された声明のなかで、イスラエル軍がガザ市を包囲し、そのなかで作戦を行っていると述べた。さらに同首相は、ハマースがイスラエル人人質を解放するまでは、ガザでの停戦や燃料の供給は行われないと付け加え、「我々は止まらない」と付言した。

この声明に先立ち、ネタニヤフ首相は月曜夜、米国のABCニュースとのインタビューで、「イスラエルは無期限にガザにおける包括的な安全保障責任を負う」と表明した。さらに「我々がこの安全保障上の責任を負わない場合、直面するのは、ハマースによる想像もできない規模のテロの発生である」と付言した。

しかし米国はガザ地区の新たな長期占領には反対すると強調した。米国務省のヴェダント・パテル報道官は記者団に対し、「一般的に、われわれはガザ再占領を支持しておらず、イスラエルもそれを支持していない」と語った。

さらに、「我々の見解は、パレスチナ人がこれらの決定の先頭に立たなければならないということである。ガザはパレスチナの土地であり、今後もパレスチナの土地であり続けるだろう」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:SHAIKH SADAF AZHAR )
( 記事ID:56721 )