レバノン:ガザでの停戦終了にともなってイスラエルとヒズブッラーの対立が再燃(2)
2023年12月01日付 al-Quds al-Arabi 紙


■国境付近のフーラー村へのイスラエルの爆撃により2人が死亡

【諸通信社】

10月7日のイスラエルとハマースの間で戦争が勃発したのち、イランの支援を受けたヒズブッラーとイスラエルは、両者の間で2006年の戦争以来最悪とされる規模で展開している戦闘行為のなかで、数週間にわたって国境付近で交戦してきた。その後ガザ地区の状況を反映して、ハマースとイスラエルが金曜日を期限とする停戦に合意したのにともなって、先週にはこうした戦闘行為が停止していた。

ヒズブッラーの指導部メンバーであるハッサン・ファドルッラー議員は、「このため我々はレバノン全体としてこの課題に立ち向かい、警戒し、我々の国で起こるであろういかなる懸念や危険と対峙する準備が常にできていなければならない」と述べた。

そして報道陣に対し、「レバノンがシオニストらの狙いから逃れており、ガザ地区の出来事がレバノンでの現状に影響しないと考えているものは誰一人としていない」と付け加えた。

ヒズブッラー(同組織はハマースを含む、イランが支援する同盟の一部である)は、イスラエル占領政体の国境沿いの拠点に対し、ほぼ毎日ミサイル攻撃を行った。一方で占領軍は、10月8日に始まった戦闘行為の間にレバノン南部を航空機や迫撃砲によって攻撃した。

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( 翻訳者:大森耀太 )
( 記事ID:56838 )