シリア:ダマスカスが「解放」され、アサド大統領は未知の場所へと逃亡(5)
2024年12月08日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ダマスカスは暴君から解放された... バッシャール・アサド氏は未知の場所へ逃亡(動画)
【パリ:諸通信社】
ヒムス市の数千人もの住民が、軍が同市から撤退したのちに通りへ出て踊り、「アサドが去った、ヒムスは自由だ」や「シリアは生きている、バッシャール・アサドの支配は崩壊する」と叫んだ。
反体制勢力の戦闘員らは空中に祝砲を撃ち、若者らは、一週間にわたる軍との衝突のすえ、軍の撤退とともにシリアに対するその支配が終わった、アサド大統領の肖像画を破いた。
ヒムスの陥落によって反体制勢力の戦闘員らは、シリアの戦略的な心臓部であり、主要な道路の交差点を掌握した。これによりアサド氏が属するアラウィー派の牙城があり、ロシアの海軍および空軍の基地がある沿岸地域はダマスカスから分断されることとなった。
同時に、ヒムスの占拠は13年続く紛争における反体制武装運動の均衡を再びひっくり返す、強力な象徴ともなった。ヒムス市内の広大な領域は戦争や数年前の包囲による破壊を経験した。
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( 翻訳者:清久功介 )
( 記事ID:59224 )