シリア人の終わらぬ戦い(3)
2025年01月03日付 al-Mudun 紙


■国際的な突進を受けるシリア人:民主的な反対勢力による「新政権」の修正

【ダマスカス:ムニール・ラビーウ】

シリアの活力や、彼らがすでに過ぎ去ったと表現する時代への逆行に対するシリア人の拒否は、政治勢力の均衡を回復しうる強い圧力勢力の形成を促しつつある。新政権はこれによって多くの決定の撤回を余儀なくされ、教育カリキュラムの変更の不実施を明言することはもとより、それがいまだ明確な成熟化プロセスを要するという事実を裏付けるかのように、シリア国民対話を呼びかけるための方法や、この対話に様々な勢力や当事者をどのように参加させるかについての再考を行うことさえ強いられた。

そしてこうしたシリア人の活力こそが、対話の組織、内容、参加者といった観点からの、あらゆる内的正当化プロセスにおける新指導部の「プラグマティズム」を検証するものとなる。またこの検証は、全シリア人会議の発足や、憲法の起草や政治体制の形態の確定、様々な層が参加する移行段階の政府の形成の方法、選挙の期日やその法律の制定を担う機関の形成に関しても行われることとなるだろう。さらに新指導部を待ち受けるもののなかには、経済、行政、安全保障にかかわる正当性や、移行期における正義の仕事を行うものの人選の構成も挙げられよう。

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( 翻訳者:清久功介 )
( 記事ID:59494 )