■レバノン南部の住民はイスラエルの爆撃下でも自らの仕事を続ける
【カフラキラー(レバノン):AFP通信】
―我々は自分たちの土地に残る―
イスラエルの爆撃が達し、12月11日には爆弾で村長が死亡したレバノン南部国境付近のタイバ村の入り口でガソリンスタンドを経営するアリー・マンスールさんもまた、日々の爆撃に抗って家から出てくる数少ない客を待っている。
それにもかかわらず彼は、「爆撃が遠い限り我々は収入を得るために働きます」と断言する。
50代のマンスールさんは自身の唯一の収入源となっているガソリンスタンドの前で、「住民の少数が村を去りました。しかし我々はいまだにここにいます。というのも状況は彼らが言うように制御下にあるからです」と述べる。
彼は国境の反対側にあるイスラエルのミスカフ・アム村に向かって立ち、上空を旋回するドローンの音がはっきりと聞こえるなかで、「我々はミスカフ・アムに面しています。もし我々が怖がっていたら、ここには残っていません。しかし不安なのはイスラエルが白リン弾の爆撃を始めたときです」と付け加えた。
レバノン当局と国際人権団体は、イスラエル軍がレバノン国境付近の地域に対する爆撃に際して白リン弾を使用したとして非難している。
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