■クファルデビヤーン村が「2024年アラブ冬期観光地の首都」に選ばれたことを祝福…「レバノンをトップに」
【本紙】
一方でピエール・アシュカル観光組合会長兼国家観光評議会議長は、「クファルデビヤーン村が2024年アラブ冬期観光地の首都に選ばれたことは、観光全般における、また特に冬期の観光におけるレバノンの特徴的な長所を示している」と述べつつ、「このことはレバノンの観光に良い影響を与え、戦争が終わり、安定が広まった際に、旅行客の誘致に貢献する」と強調した。
アシュカル氏は、「レバノンは観光の多様性が特徴であるため、安定の回復にともなって、この発表の重要性は広く明らかになるだろう。レバノンにあるようなスキーの特性をもつアラブの国はないため、冬期の観光はレバノンに限定的な特性であると考えられている」と述べた。
また同氏は、「クファルデビヤーン村は中東で唯一スキーの特性を有する地域であり、レバノンでは他の地域もあるものの、この村が一番良いと考えられている」ことに注目した。
2023年3月4日、ナッサール大臣が、カタールの首都ドーハが2023年アラブ観光首都に選ばれたことを祝う会に出席するために同市を訪れたのち、クファルデビヤーン地域の視察を終えるとともに、自身のオフィスにアラブ観光協会のシャリーフ・ファトヒー事務局長を招いた。両者は会談のなかで観光セクターの現状や、クファルデビヤーン地域(ファクラー、アイユーン・スィーマーン)を「アラブ冬期観光の首都」に選出し、同地域をアラブや世界の観光地図に入れるといった将来的なプロジェクトについて協議した。
(3)に戻る
最初に戻る