■イスラエル研究機関:ラドワーン部隊はイスラエルに侵攻可能である
【本紙】
また同氏は、「ヒズブッラーは射程359kmにも及ぶ『ファタフー110』のような弾道ミサイルを保有してはいないものの、この組織はイランが1980年代にシリアにある専用施設で生産していた旧式のミサイルの改良を行っている。この改良はミサイルの正確性改善に寄与し、これにより125km離れた目標への攻撃が可能となったた」と説明した。
ビーリ氏は、「数百もの正確なミサイルや弾薬の代わりに、現在ヒズブッラーは数千の武器庫を保有しており、その内容は合計約25万の様々な弾薬である。そしてこれらのミサイルはほとんど地下にあるカモフラージュされた発射口から発射されている」と語った。さらに同氏は、イスラエル軍がレバノンに侵攻した場合にヒズブッラーが同軍に対して化学兵器を使う可能性を排除しなかった。また同氏は、ヒズブッラーに所属し、ガザ地区での戦争以前にイスラエル北部の国境一帯でプレゼンスを強めていたラドワーン部隊に関して強い警告を出した。そして、「我々は、もしラドワーン部隊がそれを選択すれば、この部隊にはハマースの攻撃以前に準備されていたものよりも狭い領域で、100から200人の戦闘員が参加する、北部でのより限定的な侵攻計画を実行する可能性が残っていると推定している」と述べた。
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