■イスラエル研究機関:ラドワーン部隊はイスラエルに侵攻可能である
【本紙】
ラドワーン部隊とイスラエルの侵攻
アルマー・センターの研究者らは、ラドワーン部隊が継続的な司令系統のもとで行動しているために、イスラエル軍による目標を絞った攻撃は同部隊の準備状態に影響を与えることはなく、その能力に影響するような重要な措置を講じる必要であると考えている。そしてビーリ氏は、「ラドワーン部隊はイスラエル領土へのいかなる侵攻に関して、明白かつ即時の脅威および課題となり続けている」と結論付けた。また同氏は、ヒズブッラーがガザ地区におけるイスラエル軍の対トンネル戦術を集中的に研究し、これに順応していると指摘した。
ビーリ氏は、ヒズブッラーが広範なトンネル網を有しており、これをイスラエルに対する2006年7月戦争の際に使用したと述べた。さらに同氏は、これらのトンネルがイランと北朝鮮による資金提供・指揮を受けており、戦術的作戦や攻撃作戦を含む部隊の動きと準備を容易にしているほか、イスラエルに向けたミサイル発射にも利用可能であると語った。そして同氏は、「政治的ないし外交的ないかなる合意も、ヒズブッラーが活動を継続することを防げないだろうし、これに似たいかなる合意も時間稼ぎしか意味しない。一方でヒズブッラーは、より広範囲での衝突を開始するのにふさわしい時を待っている」と締めくくった。
(3)に戻る
最初に戻る