イエメン:ガザ地区に連帯し数十万人がデモ参加…フースィー派が地中海での船舶攻撃を初めて発表(4)

2024年05月24日付 al-Quds al-Arabi 紙

■数十万人がガザへの連帯を示すためのデモ…フースィー派は声明で地中海の1隻を含む計3隻の船舶を攻撃したと発表

【サナア:本紙】

さらにサリーウ氏は船舶「ヤニス」を標的とした作戦は、「今月5月の4日および今年5日に、イースタン・メディテラニアン社に所属する3隻の船が占領下パレスチナ内の複数港に着岸したのちに行われた」ことを明らかにした

さらに同氏は、3回目の作戦で、イスラエルの船舶「エセックス」が占領地パレスチナ内の港への着岸を禁止する決定に違反したことにより、同船を地中海で複数のミサイルによって攻撃したことを明らかにした。

さらにこの攻撃が「パレスチナ人民の迫害に対する勝利として、また米国と英国によるイエメンへの侵攻に呼応するかたちで」行われたと述べた。

さらにサリーウ氏は「イスラエル政体と取引をする全ての企業」に対して、「それらの船はその目的地にかかわらず、作戦の実施が公表された地域内において標的とされる」とあらためて警告した。

フースィー派が地中海で船舶を攻撃したことが同派によって公表されたのはこの声明が初めてであり、そこでは同様に、大規模運輸会社である「MSC」の船舶を攻撃にすることが新たに発表された。同社の船については、これまでにもフースィー派によって複数回にわたって攻撃されており、そのうち最新の攻撃は今年5月9日に発表されたアデン湾における船舶「MSCジナ」および「MSCディークー」に対するものであった。「MSC」はスイスに本部を構える企業であるが、ある情報筋によれば、同社のオーナーの一人がイスラエル生まれであるため、これが同社船がフースィー派に攻撃された要因である可能性があるという。

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翻訳者:小室璃紗
記事ID:58000