イスラエル:イスラエル軍司令官らが兵士らの疲労について警告(4)

2024年07月03日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ガザ地区で展開しているイスラエルの4部隊の司令官らはネタニヤフ首相に対して、「我々の兵士らが過労に苦しんでいる」と語る。

【占領下エルサレム:アナトリア通信】

同様に同協会は、政治レベル・軍事レベル間の対話に精通している匿名の複数筋の話として、「政治指導者らは、イスラエルが7月中に戦争の第3段階に段階的に移行する予定だと確認した」と伝えた。

さらにイスラエル軍は第3段階において「フィラデルフィア回廊一帯や、ガザ地区を分断するネツァリム回廊に部隊を残しておき、さらに同地区での作戦上の任務を行うことを決定している」と説明した。

イスラエルは国連安保理による2つの即時停戦決議や、「ラファフ侵攻を終えること」、「ジェノサイド行為を防ぐ対策を講じること」、「ガザ地区を蝕む人道状況を改善すること」を命じた国際司法裁判所(ICJ)の判決を無視して戦争を継続している。

同様にイスラエル政府は、国際刑事裁判所(ICC)のカリーム・ハーン検事が、ガザ地区での「戦争犯罪」と「人道に対する罪」の容疑で、ネタニヤフ首相とヨアヴ・ガラント国防相に対する逮捕状の発行を請求したことに反発している。

イスラエルは18年間にわたってガザ地区を包囲しており、同国による戦争が原因で約230万人に及ぶパレスチナ人住民のうち200万人が食料、水、薬の大幅な不足をともなった危機的状況のなかでの避難を余儀なくされた。

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翻訳者:大森耀太
記事ID:58275