モロッコ:トランプ大統領が復帰、西サハラ紛争における米国の支援の復活に期待高まる(2)

2025年01月23日付 al-Quds al-Arabi 紙

■トランプ大統領がホワイトハウスに復帰:西サハラ紛争における米国のモロッコ支援復活への期待

【ラバト:本紙】

同紙は、「西ヨーロッパのほとんどの首都を雲と寒気が覆っている一方で、ラバトでは太陽が暖かく輝いている。モロッコ王国では米国の元大統領の復帰によって楽観主義の波が生じている」と続けた。

また『ル・モンド』によると、2020年12月、トランプ大統領は「X」を通じて、「今日、西サハラに対するモロッコの主権を承認する宣言に署名した」と書き、この大胆な外交的措置の結果、同大統領はモロッコで多大な共感を得ているのだという。またこの措置は、同紙が、「この紛争に関して交渉による解決を支持してきた米国の従来の政策を終わらせた、前例のないもの」と評した措置でもある。

同紙によれば、これは「アルジェリアが支持するポリサリオ戦線に対する強力な打撃」となったが、これがトランプ大統領の1期目の最後の日に行われたため、この決定の帰結をめぐって論争が生じることとなった。

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翻訳者:庄司陽
記事ID:59599