スカンディナビアの神話において、注目はされなかったが、世界終末の時になって直接的な役割を演じた巨大な氷の魔女である『アングルボダ』の物語が、トルコの読者と邂逅する。 ジェネビーブ・ゴルニチェツ氏が執筆をした『魔女の心』が、イトゥハーキ出版社によって出版された。本の出版では、ジェレン・ギュレン氏のサインがある。 作家のジュベビーブ・ゴルニチェツ氏は、『魔女の心』において、スカンディナビアの神話において無視されたが、世界終末の日に直接的に役割を担うことになる巨大な氷の魔女であるアングル 全文をよむ
アイフェル・トゥンチ氏の小説『オスマン』(ジャン出版社)の、その最後のページを読む間、その節の間、次第に増していく内的な音楽が読者をどのように引き連れているのだろう?と考えた。実際のところ、事件は螺旋の調和の中で映し出されている。事件が進展をするわけではないのだが、すべての読者が異なる形を思い描くことのできる螺旋の中を歩くのだ。 もしもオスマンを読んだことがないのであれば、必ず読むべきだ。そして、もし読んだのであれば、意識の流れの手法で書かれたことへ、点や句読点を取り除きながら読んでほしい。 全文をよむ
受賞歴のある文学史家でありまた批評家であるアブドルファッターフ・キリト氏がペンを執った『アラブ人たちそして物語伝承の芸術―奇妙な親しみやすさ(Araplar ve Hikâye Anlatma Sanatı – Tuhaf Bir Âşinâlık)』という名前の本が出版される。作品においては、アラブ世界の数々の伝統的な伝承が今日の世界から批判的な観点から再び取り上げられている。 ワクフバンク文化出版社が(BVKY)が読者たちと邂逅した『アラブ人たちと物語伝承の芸術―ある奇妙な親しみや 全文をよむ
ムラト・ギュルソイ氏と、人間の魂の暗い秘密が時にはおどけて時には恐ろし気な雰囲気の中で物語っている新作書籍『不明瞭な時の海岸で(Bellisiz Anın Kıyısında)』のために会った。 私たちはムラト・ギュルソイ氏と彼についてあまり知られていないことを、ボアズィチ大学の事件に関しても詳しく話し合った。彼が子供時代からつけてきたという夢日記はかなり印象深いものである。それでは、どうぞ私たちの会話に・・・ ―おめでとうございます。素晴らしい物語の数々です。いくつかの物語 全文をよむ
ブルハン・ソンメズ氏は新作小説『石と影(Taş ve Gölge)』において成熟し、卓越をした非常に重層的なナラティブのスタイルで今回は、デングベイ(クルド人吟遊詩人)の伝統と執筆文化を邂逅させている。私たちの手元にあるのは、マジックリアリズム・スタイルの、オリジナルで成功を収めた解釈である。 1984年の12月にメルケズエフェンディ墓地において、墓石職人であるアヴド氏の小屋に私たちはいる。住まいのない孤児として育ち、その子供時代を都市から都市へと渡り歩きながら過ごした全ての都市に異な 全文をよむ
イレティシム出版社の「現代トルコの政治思想」シリーズは、第10巻をフェミニズムへと割いた。フェリャル・サイグルギル氏そしてナジデ・ベルベル氏が編集者となり準備がなされた様々な世代の80人の女性作家を一堂に会した刊は、「トルコにおけるフェミニズム運動の歴史、オスマン帝国期から今日にまでの女性作家そしてフェミニズムの最新の論争を含んだ、初のものであるという特徴を持つ参照元である。『フェミニズム』の巻について編集者から話を伺った。 約2年半に及ぶ仕事の成果である『フェミニズム』は、イレティス 全文をよむ
『オレンジ』はオルハン・パムクのイスタンブルの夜の通りと人々に関してのフォトノベルだ。 最初のフォトグラフィ・アルバムである『バルコニー』においては、仕事部屋のバルコニーから見えるイスタンブルの景色、空へ、海、船へそしてこの景色の移り変わりへとその対象を向けたパムクは、今回は対象物を、自身のようにその小説の登場人物たちも彷徨い歩くのが好きなイスタンブルの夜の世界へと転換している。『オレンジ』は、各地区、通りそして人々の生活と共にこの生活から次第に失われていく色そして光への、写真を通じた 全文をよむ
ヒクメト・ヒュクメンオール氏は『アトマジャ(Atmaca)』へ、その前作となる小説『キョルブルン(Körburun)』を終えた場所から、1995年から始めている。『アトマジャ』のメインキャラクターであるオメルの人生の物語を1995年から現在に至るまで辿りながら、トルコの近年の重要な事件についても私たちの主人公と共に、彼の物語の一部として含めているのだ。中心的に問題にされることと言えば、主人公の精神的な成長だ。 ヒクメト・ヒュクメンオール氏が2016年に出版した『キョルブルン』を1960 全文をよむ
彼自身も難民であるマヒル・ギュヴェン氏が、2018年にフランスの名誉ある文学賞であるゴンクール賞を獲得した初の小説である『兄』において、彼らを受け入れないある社会に溶け込もうとする、シリア人のある家族の心揺さぶられる物語を描いている。 これは同時にパリのゲットーで起こっている疎外化された者たち、戦争へ、難民の大移動、そして差別についての物語である・・・大変に美しい小説であり、素晴らしいデビューだ・・・ マヒル・ギュヴェン氏もまた難民の出自の作家である。フランスへと逃れたトルコ人の母 全文をよむ
■『東京最後の子供たち(日本語原題:献灯使)』 多和田葉子/翻訳:H. ジャン・エルキン/シレン・キタプ/価格:18リラ 多和田葉子は、幼い“無名”と祖父(訳注:原作では曽祖父だが、原文のまま)が、ある災害の後に生活を続ける物語を綴っている。ディストピア的なこの小説では、大人と子供の概念が再び問い直されている。 ■『アンタキヤで朝食を(原題:Antakya’da kahvaltı yapmak)』 バルシュ・デヴェジ/アルファ出版社 /価格:49リラ 全文をよむ
セヴァル・シャーヒン氏の『歴史、偶然そして意思/アフメト・ハムディ・タンプナルの小説に関する考察』というタイトルの研究書は、トルコ文学において殆ど比肩する存在のない人物の一人であるアフメト・ハムディ・タンプナルの鍵となる思想から出発して、この作家の小説家としての特徴を分析している。 アフメト・ハムディ・タンプナルは、殆ど比肩するもののない作家である。なぜなら彼は生涯を通して詩人であり、更にはトルコ、そして国外においても最もよく知られる我が国の小説家の一人であるからだ。しかしながら、彼の 全文をよむ
ハードカバーの特別装丁版によって再び読者と邂逅するキュチュク・イスケンデル氏の『私の目は私の顔に収まらない』は忘れることが出来ない最初の本の一つである。 なぜならこれは、一人の詩人の到来を告げる本であるからだ。彼の詩はまるで川のようにその底を覆い、滝のように高みから流れ落ち、そしてまるで海のような深みと大洋のような広大さをも併せ持っている。『私の目は私の顔に収まらない』のタイトル通り、その詩も本の中だけに収まっているのではない。 キュチュク・イスケンデル氏の最初の詩集である『私の目 全文をよむ
ハティジェ・メリイェム氏が、「この本は、明日殺されるかもしれない一人の女性のように息も絶えるかというところで書き上げました」と語る、『女性を殺すのはどこから始まるのか(Bir Kadını Öldürmeye Nereden Başlamalı)』は、文学的な観点から成功を収めている程に、取り上げた問題がいつも社会で話題になることであるために、よく読まれ、そして語られるであろう本である。 各種の統計によれば、2015-2018年の間に合計で1559人の女性が殺害された。 2019年 全文をよむ
パートタイムのレジ打ちの仕事もしていた日本人作家村田沙耶香氏のトルコ語へ翻訳された最初の本である『レジ打ち係』(原題は『コンビニ人間』。以下も原題を使用)は、社会への適応において様々な問題を抱えている、あるコンビニのレジ打ち係の生活に焦点を当てており、怪しくて当惑させる奇妙な小説だ。 村田沙耶香氏の『コンビニ人間』は、2018年にイギリスでガランタ・ブックスから出版された。出版された年に数多くの称賛を受けてニューヨーカー、バズフィード、ボストン・グローブといった媒体によって、その年を代 全文をよむ
セマ・カイグスズ氏とデニズ・ギュンドアン・イブリシム氏が編纂し、数多くの学者の評論を纏め上げた書籍『ガフレット/現代トルコ文学におけるセクシストの神経末端』は、様々な文学の素材をフェミニストの見地から批評をおこなっており、トルコ語の評論における巨大な空白を埋めている。 フェミニズムには、古にさかのぼる歴史が存在している。 伝説によればリリスはアダムの最初の妻であったが、アダムは自分を彼女より上位の存在であると考えている。リリスもこの考えには反対し、最後まで抵抗する。しかしながら遂に 全文をよむ
もしオヤ・バイダル氏の新作小説は、「私たちの文学の最初の環境破壊のディストピア小説」として紹介されるとしても、この本は実際のところ今日の私たちの社会と人間性へ鉄槌を下す企てだ。 オヤ・バイダル氏は、70~80年代によく知られた政治活動家で思想家だった。1980年9月12日クーデター以後に10年以上に渡って国外での生活を余儀なくされた。私が思うに、この(母国から)遠く離れていたことが彼女を文学へと接近させたのだろう。まずは数々の物語を執筆して、その後90年代に代表作となる重要な小説作品の 全文をよむ
ラティフェ・テキンは、同時に刊行をし、ときにはそれぞれが交錯する2作の連作小説『引き摺り(Sürüklenme)』と『マンヴェス・シティ(Manves City)』によって自分自身の伝統に対して、貧困へと回帰をしたようである。しかしながら今回彼女のナラティブには、「冒険の要素」も加わったようなのだ。恐らくには、貧困がこれほどまでに可視化している状態になったことは、テキン氏を、見ることができ、そして提示することのできる言語によって執筆をするように仕向けたのであろう。言葉が、貧困層の人々の新たな形態 全文をよむ
オルハン・パムクは最新小説『ペストの夜』について、初めて雑誌「キタプルク(本棚)」において話をした。 パムクは「今書いた『ペストの夜』 も“東洋と西洋”の小説です。」と述べて発表をおこなったルポタージュで本を以下のように説明した。「『ペストの夜』を35年間構想していました。1900年が舞台の歴史小説です。作家は、本のテーマが「沈黙の家」の主人公ファルクが行った調べものの結果に生まれたものだという事も以下の言葉で表現した。「ファルクは『沈黙の家』でこの書く予定の小説のために調べものを実際 全文をよむ
2006年にノーベル文学賞を受賞した作家のオルハン・パムクの約6年ぶりの新刊『頭に浮かぶ奇妙なこと』が書店の棚に並ぶ。 この新作は1970年代から2010年代までのトルコ社会の変遷を取り上げるが、個人的な話はユーモアにあふれ、その基本的な哲学は、倫理的な問題につながったものとなっている。 ヤプ・クレディ出版から発売されたオルハン・パムクの新作『頭に浮かぶ奇妙なこと』は、魅力的な恋愛小説であり、またトルコにおけるここ40年の概要をたどる小説でもある。パムク氏が長い時間をかけて 全文をよむ
作家ギュルダネ・チョラクは、首相府オスマン文書館公教育省文書(Maarif Nezareti dosyaları)に収蔵されている資料を踏まえて、「ヨーロッパに渡ったオスマン女子留学生」に関する本を著した。この本には、女子が教育を受けられないという問題がオスマン帝国において着手されていたこと、女性の教育が重視されていたことに関する重要な情報が記されている。 女性の教育とキャリアに関する問題は、長年多くの議論の的となってきた。これらの議論は一般的に、イスラムとオスマン帝国において女性は正 全文をよむ
オヤ・バイダル氏から『あの華麗なるわが人生』と題する小説がジャン出版社から出版された。 オヤ・バイダル氏の感動的な小説は、プリマドンナの壮麗なる人生で始まり、トルコのねじれた土地で終わる…。バイダル氏の意識と読者の意識が重なり、最後のページで次のように述べています。「忘れるということは、傷を癒すものではない。」 世界的に有名なトルコ人のプリマドンナ、才媛。彼女に関するあらゆる写真、音声記録、新聞の切り抜きを集めることを人生の目的とした、熱狂的ファンの音楽教師。母親の跡をたどる 全文をよむ
考えさせ、議論を生む本を読んだ。 『ドイツとトルコー人々とその物語』という本だ。 ドイツで住むトルコ人とトルコで住むドイツ人のことを考え、文化的相違について考えをめぐらす人びとの声を取り入れてできた本である。 写真や個人の経歴がおさめられており、読み手を楽しませる。 この本からいくつかのことを言うことが可能である。 まず私の注意を引いたことを次のように要約して述べよう。 ・ドイツにおける寛容の状況、個人の自由に制限がないこと、教育を受け 全文をよむ
55人の作家の手により、500年にものぼる歴史年表においてラクに関わる様々なことが記された『ラク百科』は、パリで1位を手にし帰国した。まったくラクを飲んだことのない人に、ラクはどのように解説されるのか?この『ラク百科』の編集者であるエルディル・ ザト氏が、語った。 ジュジェ・シモンとは誰なのか?アフメト・ハムディ・タンプナルによる3か条のラク・マニフェストでは、どのようなことが述べられているのか?「ラクで痩せた男」とは誰に対して言うものなのか。アイランを混ぜたラクの夜とは何と似ているの 全文をよむ
サッフェット・エムレ・トングチュ氏は、様々な著書や研究で数々の賞を受賞した歴史学者であり、旅行家でもある。2010年に『イスタンブルのすべて』でベスト・ツーリズム賞を受賞したが、今回はイギリス人旅行作家であるパット・エール氏との共著で『ボスフォラス海峡のすべて』を出版した。 『ボスポラス海峡のすべて』:今日までのボスフォラス海峡について書かれた本の中でも包括的であり最新の情報が含まれている。 サフェット・エムレ・トングチュ氏とパット・エール氏は、読者をジャンクルタランからルメ 全文をよむ
エヴリヤ・チェレビーの生誕400周年にあたる2011年は、数多くのシンポジウム、セミナー、パネル・ディスカッション、式典が行われたことで記憶され、記念される年となった。 イスタンブル広域市はイスタンブルで、ガーズィー大学・ビルケント大学はアンカラで、トルコ言語協会は第79回言語フェスティバルの一環としてイスタンブル、ブルサ、キュタフヤにおいて、それぞれ国内的・国際的なシンポジウムを開催した。これらの諸会議が、エヴリヤ・チェレビーに関する様々な活動の中でも筆頭に挙がるものであると言って間 全文をよむ
イスタンブル商工会議所(İTO)は「商業広告集―イラスト広告にみるイスタンブル商業史:オスマン帝国から共和国まで」を出版した。 イスタンブルの文化・芸術・歴史をテーマにした権威ある本を出版してきたİTOであるが、新刊『商業広告』集で、この100年間の消費傾向や社会・文化構造の変遷を写し出す華やかな広告の歴史へ読者をいざなう。 当時の商業の有り様を伝える同書は、100年前に用いられていた商売の手法が今日の近代的販売戦略にとても類似していることを明らかにしている。 エミノニュ 全文をよむ
トルコ文学と出版界の巨匠エルダル・オズが1981年に創設したジャン出版は今年30周年を祝う。30年間に482人の外国作家、230人のトルコ作家の本を紹介してきたジャン出版の出版編集担当のゼイネップ・チャールヨルは、次のように語った。 ■ジャン出版を立ち上げるとき、エルダル・オズはどんな思いで出発したと思いますか? ジャン出版は、結果としてエルダル・オズの作品です。本当に1人の人の知性の、1人の人の心の作品なのです。もちろん、エルダル・オズの出版業界における友人たちもジャン出版 全文をよむ
元参謀総長のバシュブー退役陸軍大将は、自身の著書『テロ組織の末路』において、PKK(クルド労働者党)について興味深い考察を述べている。バシュブー元参謀総長は、PKK設立の目的は「大クルディスタン国家」を樹立することであるとし、「3月1日の覚書」(訳者注)の否決は「誤り」であったと述べている。 元参謀総長のイルケル・バシュブー退役陸軍大将は、ラムズィー書店から近日出版される自著『テロ組織の末路』において、世界におけるテロ組織の行方と、トルコにおけるPKKの組織化と狙いに関する興味深い考察 全文をよむ
ギュレン運動は、世界中で社会学と政治学について研究する学者たちの関心を引き続けている。 多くの修士・博士論文のテーマとなっている「(ギュレン運動の)有志運動」についての直近の研究は、ヒューストン大学社会学科のヘレン・ローズ・エボー教授によって行われた。5月にアメリカで出版されたエボーの「ギュレン運動―穏健派イスラムに根ざす市民運動の社会学的分析」という研究は、「ギュレン運動」(ドアン出版)としてオメル・バルドゥクによってトルコ語に翻訳された。近年外国で、特にアメリカでフェトフッラー・ギ 全文をよむ
メフメト・アリ・アージャの暴露本『私はなぜローマ教皇を襲撃したか』(エセン・キタプ社)の出荷が始まった。出版社は11月23日に店頭に並ぶこの本の注文を受けつけている。 エセン・キタプ社から出版されることになったアージャの本は、「ローマ教皇の暗殺はどのように計画され、誰がこの計画を準備したか。アブドゥッラー・チャトルのローマ教皇暗殺における役割は何か。ヴァチカン広場での暗殺リハーサルは誰によって、どのように行われたか。メフメト・アリ・アージャはローマ教皇の暗殺をなぜ引き受けたのか。メフメ 全文をよむ
キャーズム・カラベキルの日記が日の目を見た。ここには今までの常識を覆す内容が盛り込まれている。 独立戦争期の重要な人物の一人であるキャーズム・カラベキルの、歴史の闇の部分をも照らす日記が初めて出版される。 独立戦争の「鍵」となった司令官の一人であるキャーズム・カラベキルの日記が初めて出版される。重要性の高いこの日記は11月5日に2巻セットでヤプ・クレディ出版社から三千部発刊される。本の出版を手掛けたユジェル・デミレルさんは、日記が1906年から1948年の間を、以前に出版され 全文をよむ
『共和国の敬虔な女性たち』は、作家ファトマ・カラビュユク・バルバロスさんの新しい著書である。共和国の敬虔な女性たちの、細やかさ、労力、恵み、信仰そして戦いで包まれた人生を語る本書は、11月2日に店頭に並べられる。 ファトマ・K・バルバロスさんが敬虔でもの静かな女性たちを語らせなければ、ヌスレト・サファヒについて、アティエ・アイクについて、私たちが何か知ることがあっただろうか…。例えば、イスメト・イノニュの非常に敬虔であった兄弟アフメト・ミトハト・テメッリの妻である、ベヒイェ・テメッリさ 全文をよむ